今週(10月30日~11月5日)の運気

こころ正しければ、得るものがあり、想うことは通る。人、仕事、考え方など、正しくあるものにこころを開いて、付き従えば、いいことがある。
火の上に火がある。これは、地を照らして命を育む太陽と、人のこころの無明や無知、また世の中の闇を退けて燃えて輝く人生や文明をもたらす知の重要性を示唆している。
同時に、火は火だけでは存在し得ない。火はなにかに燃え付くことではじめて生じるものだ。そして、燃え付いた対象が正しいものであれば火は明々と燃え輝き、間違ったものであれば燻って消える。人もまた、人や仕事や思想と出会い、それらに付き従うことで人それぞれの人生が生じる。そして人生もまた、付き従う対象が正しくなければ明々と燃えて輝くことはない。すなわち、美しく燃え輝いて生きるには、無知や無明を退け、謙虚に、そしてクールに、正しく自分にあった対象を選択する明るい知を欠いては成し得ないということをメッセージしているのだ。
さらに、火のもう一つの属性は飛び火という言葉があるように、よく注意していないとあちこちと飛び火して、すぐに火元、つまり、ほんとうに自分のやりたかったことが分からなくなってしまうという、単に軽薄や短気といってすまされない危険な性格も象徴している。
すなわち、これは、いま、直面している問題が短気や移り気に起因していないかどうか、いま、自分が生きたい人生を生きているか、付き従うべき人、仕事、思想に付き従っているかどうか、いま一度、知を動員して再検証してみるべきときに来ているということを示唆しているのだ。長くもない人生をなんのために生きてきたのかが分からなくなるような羽目に陥らないために、省みて、いま、その作業が必要だというのである。
こころある人はこの卦をみて、知を省みて日々にこころ正しくあることの必要を知り、常に暗と明を見分ける知識と知恵を磨いて、こころにかげりが生じないように努めたという。
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