今週(2月26日~3月4日)の運気

想うことの少しは通る。旅のとき、頼れるのは自分だけだ。他者をあてにせず、目的を忘れず、いまある自分をこころ正しく旅していけば、いいことがある。
山の上に火がある。それは山火事が一ケ所に留まらず、転々と燃え移っていくように、いまが、見知らぬ土地を独り転々と旅するのに似た不安定な状態にあることを象徴している。旅先で孤独に負け、安易に人を頼れば裏切られもしようし、他方、旅の恥は掻き捨て、の誘惑もある。そうした自分を律するに困難な状況をあやまたず生き抜くのはなかなか難しい。
そこでこの卦は、上卦が〈明知〉を象徴する火、下卦が〈不動〉を象徴する山であることから、〈明知に留まること〉、すなわち、艱難(かんなん)にあっては知を総動員して、あくまでもこころ正しく旅せよ、とアドバイスする。
そうすればいいことがあるというのは、それができてはじめて、一人前の人としてこの世を生き抜く力が備わったといえるからだ。人生は旅である。そういう意味でこの卦は、いまは一人前の人として生きる力と自信をつけるための修行のときだゾ、しっかりしろと、励ましだともいえる。
旅のとき、不安と苦しさのあまり余裕をなくし、些細なことにケチくさくこせこせと振舞う。そんな気持だと余計に消耗して自ら不運や災いを招くことになる。よくない。
昇ることだけを考えていると足元を掬われる。
こころある人はこの卦を見て、ことの善悪を素早く見極め、今日できることは今日のうちに済ませ、明日に宿題を残さないように努めたという。
易の先達はこの卦〈旅〉に転職や失業、組織内での孤立、事業の失敗あるいは転居などによる不安定な生活、私的には友人を失ったり、家庭内不和や失恋、スランプに見舞われるといった、いずれにしても孤立無援、辛くきびしい局面を読み取り、その難関をムリに打開しようとすればかならず深みにハマる、と。それゆえ、決して焦らず、降りかかる問題を受け身で受け留め、慎ましく一つ一つ順を追って処理していくこと。間違っても自棄になって夢やプライドを見失ったりすることのないように、こころをまっすぐに辛抱を強くして切り抜けろとアドバイスしている。傾聴すべきだろう。
自ら招かなければ、およそ終わらない艱難というものはないし、艱難は汝を玉にするともいう。乗り切ってもう一段、美しい玉へとバージョンアップをはかろうじゃないか。レッツ・ロ〜ル!だ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)




最近のコメント