今週(5月21日~27日)の運気

外に向って大きな事業を展開するときではない。内を向いてプライベートな問題を片づけるにはいいときだ。信頼できる人のアドバイスに耳を傾けるといい。
湖の上に火がある。
火は上に向う気であり、湖は下に向う気であることから、これはシンクロすべき二つのエレメントがそれぞれに進む方向を異にしており、結果として互いに背きあっている状況を象徴している。大事を行なうにはよくないときであるというのはそのためである。
しかし、同時に〈火=離〉は明るい知性を持って他に着くという性格、〈湖=兌〉は受けて(着かれて)悦ぶという性格を象徴しており、しかも、下卦の湖の中央の爻(下から2番目の横棒)は陽、上卦の中央の爻(下から5番目の横棒)は陰と、陰陽互いに引き合う性格を共有していることから、表面では背き合うように見えていて、じつは内面に一致するものがあることを示唆している。たとえば天と地、男と女のように陰陽、正反対の極にありながら、互いに求める気持を共有しているように、だ。
しかも、そうして相反するものが内面に共有しているものの働きによってはじめて万物が生じるのだ。
この事実は、物事というものは、表面に現れた事象だけに捉われていると深層にある重要な事実を見落とすことになる。物事というのは表面だけを見るのではなく、相反するものの中にさえ、通じ合うものがあることを見ようとする深い洞察があってはじめて物事の真実に触れることができるのであり、それは志を実現するために欠いてはならない重要な作業であることを示唆しているのだ。今週は表面の事象に捉われず、洞察を深くし、相反するものの内側にあって共有しているものに注目して行動するように心掛けることだ。そうすれば間違うことはない。
性格を異にする女性二人が同じ屋根の下で同居すれば互いにいがみ合い喧嘩をすることになる。自他の違いを認めて相手を許し、共にわが道を往くようにすればトラブルは解消する。
こころある人はこの卦を見て、相反するものの中にさえ共通するものがあることを知り、想うところは同じであっても、行いにおいては他に同ぜず、自分のスタイルを通すように努めたという。
漢字辞典には無いこの文字は〈けい〉と読み、家庭内や仕事場で人間関係がぎくしゃくし「内輪もめがある状態」、あるいは自身の内面に激しい葛藤があることを意味する言葉だ。人は背きあって孤独に陥ったとき、猜疑心に飲み込まれてほとんど妄想を見るほどに惑わされる。しかし、そういうときほどじつは冷静さが要求されるのであり、クールになって相手の心情を思いやってみれば、凝り固まった憎しみのからの中に自分のそれとまったく同じ思いがみえてくるはずだ、とこの卦はいう。だとすれば、あとは度量。弓を収め、こころを開いて手を差し伸べるだけの勇気があるかどうかだ。あればハッピー。いずれ、背きあっていてはナニもはじまらない。冷静になってまず足元を固めよ。知恵者に相談し、自分のやり方で、ね。
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